副読本1冊追加。

 テケリさんを3倍楽しく読むための副読本として、こちらを更に追加。

 作中で本人(猫)が「そうだとも言えるし、そうでないとも言える」と言っているように、あのバロールはアイルランド神話のバロールとイコールというわけではなく、既にネタ元に気づかれている方もいる通り、純然たるクトゥルー神話的クリーチャーであったりする。
 ただし、『図解 クトゥルフ神話』『萌え萌えクトゥルー神話事典』などなど、これまでに僕が手掛けてきたクトゥルー神話本の中で種を蒔いてきた怪しげな世界観において、アイルランド神話クトゥルー神話の関係性についてはあれやこれやとネタを振ってきた。そのあたりは、存分に深読みしていただければと思う。当たるも八卦、当たらぬも八卦

 なお、ソフトバンク文庫の『「●●」がわかる』シリーズについては、7月後半あたりから始まる夏のフェアの期間中に、一部の書店にてこちらのシリーズの何かしらをお買い上げいただくと、16ページほどの小冊子『「クトゥルー神話」がちょっとわかる』がもれなくついてくる予定。正確な期間、店舗については申し訳ないことに僕も知らされていないので、適当な頃合いでソフトバンク・クリエイティブ様にお問い合わせいただければと。