2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

速報!『クトゥルー神話全書』

Calls for Cthulhuさんのマペットショウより、緑色のタコ神様によるハロウィーンを祝うお言葉。先日デビューさせたプティ・クティが何だか気に入ってしまったので、ムービーなり何なり作ってみたいと検討中であったりする。 さて、時間があったらハロウィー…

いちにちおいてないじゃん!

たまには「墨東ブログ」らしいことを。いや本当に、最初は墨田区〜台東区界隈のお散歩日記にするつもりでアカウント取得しておいたのだけれど、初期コンセプトはどこへやら。 森瀬は基本、会社事務所ではなく自宅兼仕事場のマンションで作業している。現在、…

晴れた、洗濯物でも干そう

何となく毎日更新していたら、他のあれこれ(mixi日記とか英語学習中の某SNSとか)に支障が出たので、はてな日記はしばらく1日おきで運用することに。無理のない範囲でゆるゆる続けていくつもりなので、お付き合いいただければと。Twitterでは概ね恒常的に何…

失踪した怪奇小説家……おや?

廣済堂文庫から、『よくわかる「世界の怪人」事典』という本が刊行された。 PHP文庫の「〜がわかる本」の後追いシリーズのひとつで(僕がソフトバンククリエイティブで立ち上げたのもまあ似たようなもんだけど)、その名前の通り怪人二十面相やアルセーヌ・…

彼女の、凄い、生足

お蔭様をもって、『萌え萌えクトゥルー神話』はここ2日ほどamazonランキングを常時40-60位でキープという、なかなかの売れ行きの模様。日本国内随一のこの道の研究家であり、森瀬がこのテの怪しい企画を思いつくたびに有形無形の御協力をさせているいただい…

江本創氏の幻想標本

日記を読み返してみると、かつて南洋の孤島にある巨大学園に君臨したアブラハム・(中略)・カダフィー閣下や相方の静川龍宗君と連れ立って、銀座の青木画廊で開かれていた江本創氏の個展「7つの大罪〜悪徳の容貌」に足を運んだのは、もうかれこれ3年前のこ…

竹本泉とクトゥルー神話

Twitterで『シャーロック・ホームズ・イレギュラーズ』の話題が出たので、mixiの日記にて時々紹介している「未紹介作品」ネタもはてな日記に流してみるかと思い立つ。 あの本の企画は学生時代−−15年以上前からくすぶっていたもので、当初の企画名は『ベイカ…

家柄を重んじるイギリスでは姓が簡単に変わるの? とか考えちゃいけない

『イレギュラーズ』の発売直前にその存在を思い出し、大いに悲鳴をあげたのがカッパ・コミックス版『鉄腕アトム』の第6巻に収録されている「人工太陽球の巻」。このエピソードにはシャーロック・ホームズの子孫であり、近未来でも世界一の名探偵と称されるシ…

江戸っ子ホームズ

『イレギュラーズ』刊行後、「あれが載ってませんよ?」という指摘を幾つかいただいた。その多くは、掲載基準から外れたものだ。 作品の良し悪し? そんなことは問題ではない。ホームズ・パスティーシュであれ、クトゥルー神話であれ、「お勧めのものを教え…

『邪神伝説 クトゥルフの呼び声』

PHP研究所さんから、表紙のデザインをいただいた。 公開OKとのことなので、早速貼り付けてみる。 作画を担当された宮崎陽介氏は、このコミカライズが実質的なデビュー作品となる新人の方。 内容的には、ラヴクラフトの原作をほぼそのままコミカライズしてい…

プロジェクト・バビロン

南アフリカ共和国への軍事協力が、ブルとフォン・ブラウンの明暗を決定的に分ける分岐点となった。アンゴラ戦争の最中、アメリカのCIA(中央情報局)の黙認のもと、ブルは南アフリカ共和国のために高性能の銃身を大量に提供するだけではなく、新式の曲射砲を…

栄光なきガン・ジーニアス

1990年3月23日。ベルギー首都ブリュッセルのフランソワ・フォリー街にあるアパート6階で、一人の老人が死体となって発見された。死因は、射殺。暗殺である。至近距離から打ち込まれた5発の弾丸が後頭部と頸部に撃ち込まれ、彼の命を奪い物言わぬ死体に変えて…

ジュール・ヴェルヌの『月世界旅行』

186x年、満座の観衆が見守る中で、轟雷と共に円錐型の巨大な砲弾が発射された。目標は──月! 「同志諸君。ここにおられる方で、まだ月を眺めたことのない方、月の話を聞いたことのない方はいないと思います。ここで私が月の話を始めたからといって驚かないで…

夜刀浦への道

さて、大荒れの浜辺で得たというヴィジョンから生まれた海神像だが、この話にはオチがある。 残念ながら、このレリーフは納期に間に合わず、「やすらぎの家」には結局、『東海道五十三次』をモチーフにした壁画が飾られたということだ。樋口氏は既に貰ってい…

海神様の素性

とはいっても、さしたる苦労はなかったのだけれど。4日間の大半は、『南総里見八犬傳』縁の土地を訪れるのにその大半が費やされたというのが本当のところである。 さて。「幸運の海神様」として頼朝の隠れ岩に設置されているこのレリーフの制作者を見つけ出…

2007年、南房総市白浜町−−

千葉県南房総市白浜町の野島崎には、「頼朝の隠れ岩」という史跡がある。かつて、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が安房(房総半島)へと落ち延びた際に、風雨をよけて身を潜めたとされる海岸の岩屋である。 以下、この「伝説の岩屋」の前に掲げられている看板か…

来年はHPL生誕120周年

「ずっとタコ神様のターン」と日記に書いてからはや4ヶ月。 『萌え萌えクトゥルー神話事典』『文学における超自然の恐怖』『ゾティーク幻妖怪異譚』、そして「年内刊行予定」の『クトゥルー神話全書』については、先のSF大会のクトゥルー神話企画部屋にて各…

ところで、今年はダーレス生誕100周年

来年はHPL生誕120周年だねえという話を竹岡啓氏にしたところ、日本国内最強クラスのダーレス・シンパとして広く知られる竹岡氏より「今年はダーレス生誕100周年なんですけどね」と指摘される。 おっと、POISON NEEDLE! 確かに、オーガスト・ウィリアム・ダ…

それにしても世界は狭すぎるというお話

かくして、盛況のうちにエルフ語講座は終了したわけだが、隣に座っていたのがひかわ玲子さんであったと乗手の友人から後で聞かされた時には驚いた。早く教えてよ!(既に面識があると思われたらしい) 世の中とは狭いもので、渋谷駅前のブリティッシュ・パブ…

「入門・エルフ語講座」に行ってきた!

この土曜日は、サークル内の有志がJ・R・R・トールキンの"Unfinished Tales"を翻訳したことで有名な老舗のJ・R・R・トールキン研究会、白の乗手主催の「入門・エルフ語講座」に行ってきた。講師を務められたのは、『『指輪物語』エルフ語を読む』の著者であ…

やっちまったあ

見本誌をいただいた。どうやら本当に出てしまう様子。 ぱらぱらめくっていたら、「おおくま座のベテルギウス」とか凄いこと書いているのを見つけてぐんにょり。 過去に何度かあったけれど、データ入稿が主流になってくると、念校まで問題なかったのに印刷所…

「ぼくは、敵対する!」

闇の世界に生きる男・楯雁人(たて・かりと)。金さえ払えば犯罪者をも護衛するという、フリーランスのボディーガードだ。全ての攻撃を阻む鋼鉄の右手で、彼は今日も依頼者の命と心を護る。 「イージスの楯」の異名で知られる伝説的なボディガード、楯雁人を…

『JESUS 砂塵航路』単行本3冊連続刊行を大喜びする

紙媒体優先で生きてきたので、電子配信のコミックというやつはどうにも性に合わない。合わないのだが、単行本化されるまでの間はその手段でしか読むことができないコミックの中に、こればかりは抑えなければならない作品があるので、付き合わざるをえないこ…

もう一人のイージス

ようやく時間的、肉体的、精神的余裕ができはじめたので、日記リハビリ中。mixi日記からの転用多し。

萌えクト本、黒いあんちくしょうのアレンジについて

クトゥルー神話のトリックスター、我らが黒いあんちくしょうについて、「闇に吠えるもの」ベースの美少女化はニャル子さん(主にアホ毛)でやられてしまったので、こちらでは「顔のないスフィンクス」でまとめることにした。その代わりといっては何だけれど…

『萌え萌えクトゥルー神話事典』賛否両論喧しく大変宜しいの巻

というわけで、イーグルパブリシングから今月の23日、同社の萌え萌えシリーズの最新作として『萌え萌えクトゥルー神話事典』が発売される運びとなった。見なかったフリをしようと、いやがろうと、発売されてしまうのである。HAHAHA。 帯つき画像はまだあがっ…

「わかる」シリーズ、その後

そういえば、『「堕天使」がわかる』にはじまり、『「ケルト神話」がわかる』で一段落したソフトバンク文庫の「わかる」シリーズが、この12月にセットで発売されるとのこと。付録として、北欧神話とケルト神話に登場する神々の相関図ペーパーが封入される予…