飛来したりはしないのだった
- 作者: クトゥルー神話事典制作委員会,森瀬繚
- 出版社/メーカー: イーグルパブリシング
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 16人 クリック: 1,064回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
2009年10月に発売された『萌え萌えクトゥルー神話事典』の「シアエガ」にまつわる項目について、出典の誤読に基づく内容の齟齬が見つかっております。
既にイーグルパブリシング様にはご連絡済みですが、こちらでも正誤を掲げておきます。
修正前:
復活したシアエガは住民を惨殺し、落とし子をとりこんで際限ない膨張を開始した。ただし、シアエガは常にクトゥグァから狙われているようで、シアエガの復活を感知したクトゥグァはまっしぐらに地球へと飛来する。恐怖におののいてアザトースの宮廷に現れたシアエガの懇願を聞き届けたヨグ=ソトースやウボ=サスラらによって、シアエガの復活はなかったことにされる。やがて、「暗き丘」の地下で眠るシアエガを蘇らせるべく、別の落とし子が行動を開始するのだ。かくて歴史は繰り返され、結果的にシアエガは今なお封印されたままになっている。
修正後:
復活したシアエガは落とし子を取りこみ、住民を惨殺しつつ膨張を開始。際限なく膨らんでいくシアエガであったが、自分より偉大なクトゥルーとクトゥグァの存在を感知したことで、縮小する感覚にも捉われていた。アザトースの玉座の前に現われたシアエガは、力を制限する束縛から解き放ってくれるようヨグ=ソトースやウボ=サスラに請うのだが、均衡を取り戻そうとする宇宙の回復力が働いたものか、やがて時間が巻き戻されてシアエガ復活は無効となる。とはいえ、安心はできない。別の落とし子が、次の復活に備えて蠢動を始めるのだから。